学校法人鶴岡学園 北海道文教大学 様

クラウド型授業支援システム「Pholly」の導入により、レポート管理などの業務効率化や教員のコミュニケーション強化を実現

北海道恵庭市の北海道文教大学 人間科学部看護学科では、レポート管理の業務効率化を図るために、日本事務器のクラウド型授業支援システム「Pholly(フォリー)」を導入し、1年生から3年生までの学生と教員で活用しています。レポート管理やお知らせ機能により業務効率化を実現するとともに、教員同士の情報共有ツールとしても活用しています。

お客様プロフィール

1942年設立。「豊かな人間性を涵養するため幅広い知識を授けるとともに、理論と実践にわたり深く学術の教育と研究をおこない、国際社会の一員として世界の平和と人類の進歩に貢献し得る人材の育成を目的とする」という理念に則した実学教育を外国語学部と人間科学部で展開。地域の発展に寄与する取り組みにも力を入れています。

ポイント

  • レポート回収や提出チェック、お知らせ機能の活用で業務を効率化
  • 教員同士の情報共有やコミュニケーションにも活用
  • 日本事務器の継続的で手厚い支援によりますます使いやすさが向上

レポートの回収や提出チェックなどの工数に課題

北海道文教大学
人間科学部看護学科 学科長
教授 高岡 哲子氏

学校法人鶴岡学園 北海道文教大学は、北海道恵庭市にキャンパスを構える私立大学です。北海道の栄養を支えたいという思いから鶴岡トシ氏が1942年に北海道女子栄養学校として設立。鶴岡氏が残した「清く 正しく 雄々しく進め」という学訓のもと、豊かな未来を拓くチャレンジ精神を基本理念に、2学部6学科で実学重視の教育を実践し、多くの人材を社会に送り出しています。

人間科学部看護学科 学科長の高岡 哲子先生は、「看護学科の特徴と言えるのが、社会人基礎力を養う教育を実践していることです。そのため就職先となる医療機関からの信頼も非常に厚く、評価も高いです。看護系の仕事は1年未満での離職率が全国的に7~11%と言われていますが、本学の卒業生は約3%と大変低くなっています」と話します。学生と全力で関わり、環境を整え、学生がなりたい自分になれるようサポートしていると高岡先生は強調します。

同学科では今回、日本事務器の提供するクラウド型授業支援システム「Pholly(フォリー)」を導入しました。Phollyは「どんな人でも、いつでも、どこでも、どんな端末でも、利用できる」 をコンセプトに、授業前のお知らせや資料の配布、授業後のレポート課題やアンケート回収など、教員と学生の間のコミュニケーションを円滑にするクラウド型の授業支援システムです。

導入のきっかけについて高岡先生は、「レポートの回収や回収後のチェックなどに大変な手間が掛かることが課題でした」と振り返ります。看護学科の学生は1学年90~100名在籍しており、レポートの回収や提出チェック、未提出者への督促などが大きな負担となっていたのです。

Phollyのレポート管理、お知らせ機能などを評価して導入を決定

そうした課題をどう解決すれば良いかと考えているなか、高岡先生は出席したある学会でPhollyと出会いました。その学会で日本事務器がPhollyを紹介するブースを出展していたのです。説明を聞いた高岡先生はすぐにこれだと感じたと言います。「まずレポートが容易に集められ、提出未提出が一目瞭然です。それに、お知らせ機能があって、生徒へのお知らせをいちいち掲示板まで掲出しに行かなくても済みます。Phollyを導入すればこれらの業務を効率化できると感じました」(高岡先生)。

導入は2019年2月から始まり、教員への説明会やデモ期間を経て、4月からPhollyの利用は正式にスタートしました。1年生から3年生までの看護学科生全員と教員28名での利用です。開始当初はいろいろと苦労したといいます。「スタートしてまもなくはトラブルなどもありましたが、日本事務器は迅速にサポートしてくれました。ふた月ほど利用すると先生方も慣れて上手く回るようになりました」と高岡先生は振り返ります。

日本事務器の継続的で手厚いサポートにより使いやすさが向上

Phollyの利用により、レポートの回収や提出未提出のチェックは大幅に効率化しました。Phollyのレポート管理機能は課題ごとに学生の提出状況・評価残数を一覧で確認できるため、提出されたレポートを見落としたり評価をし忘れたりすることもなくなっています。

お知らせ機能も積極的に活用しています。離れた掲示板まで貼り出しに行く手間もそうですが、紙の掲示物作成には一定のルールがあるため、そうしたことを考慮する手間も省けているといいます。学生には1日1回はPhollyを見るように指導しているため、お知らせの周知性も向上しています。

そして教員同士でのコミュニケーションにもPhollyは活用されています。「教員でグループを作成して、スケジュール表や会議議事録などを共有しています。こうした教員同士の情報共有は専用のツールを導入するとコストも掛かってしまいますが、Phollyの機能内で実現できており、とても重宝しています」(高岡先生)

今回の導入はPhollyのライトプランで、300名までの利用で月額6万円(税別)となっており、「コスト的にも決して高くはありません。それだけの効果は充分にあります」と高岡先生はコストパフォーマンスの高さを評価します。そして、もっとも評価が高いポイントとして挙げたのが日本事務器の支援です。

「相談や問い合わせに真摯に対応してくれますし、ここがもうちょっと何とかならないかなどと要望を出すと応えてくれる点が特に良いと思います。導入して半年ほどが経過しましたが、ますます使いやすくなっています。手厚く、継続的な支援を高く評価しています」と高岡先生は言います。実際に先生方からの要望を受け、いくつかの機能や改善がすでに実施されています。

シンプルで使いやすいPhollyの管理画面

次年度以降もPhollyの継続利用へ、他の機能も活用していく

Phollyは全国の教育機関に多く導入されていますが、なかでも看護系の学校での導入が多くなっています。そのことについて高岡先生は、「とくに看護系に特化した機能があるわけではありませんが、看護の学生も教員も常に大変忙しくて、業務や作業を効率化したいという思いが強いのではないかと思います。教育や勉強に時間を掛けるために効率化を図ろうと考えると、Phollyのようなツールは大変効果的です」と話します。

Phollyの導入により業務効率化やコミュニケーション強化の効果を上げた北海道文教大学 人間科学部看護学科では、次年度以降も継続して利用する検討をしています。高岡先生に今後の展望を聞きました。

「看護学科では3年生の後期から4年生の前期まで病院での実習が多いため、今回は4年生には導入しなかったのですが、非常に便利なため今の3年生が4年生になる来年度も利用できるようにしたいと考えています。来年度以降はアンケートや小テストの機能なども積極的に使っていきたいですし、お知らせ機能のさらなる強化も期待しています。現在はオープンソースのeラーニングシステムも一部併用していますが、将来的にはPhollyに一本化するとさらに効率化を図ることができると思います」(高岡先生)

 

※取材日程 2019年10月31日
※本事例中に記載の肩書きや数値、社名、固有名詞および製品名等は、閲覧時に変更されている可能性があることをご了承ください。