名称 | 第18回情報メディア学会研究大会 |
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日程 | 2019年6月29日(土)10:30~17:30 |
場所 | 日本事務器株式会社 本社 |
主催 | 情報メディア学会 |
詳細URL | http://jsims.jp/kenkyu-taikai/yokoku/18.html |
基調テーマ | 「ライフステージにおける健康医療情報」 闘病記コーナーなど公立図書館における健康情報サービスは広がっている。 しかし、提供する情報資源をどのように選択するのか、さらには信憑性に乏しい図書に対するリクエストの判断など、健康医療情報の提供に関する課題が多い。図書館という「館(やかた)」をこえて、市民の「ヘルスリテラシー」を高めるための方策を検討したい。 (上記公式サイトより抜粋) |
■研究大会の内容
情報メディア学会主催の第18回研究大会がNJC本社を会場に行われました。同学会には勉強のためNJCも過去に参加したことはありましたが、今年は会場を提供させていただく立場として、運営事務局のお手伝いをさせていただきました。せっかくの機会なので、オフィスツアーやポスター発表、協賛企業スピーチ、ネオシリウスのブース出展など、盛りだくさんの内容で参加させていただきました。
■弊社も「司書課程授業でのクラウド型図書館システムの教育活用」を発表
その後、ポスターセッションがスタート。まず5組の発表者からライトニングトークがあり、その後、会場内に展示されたポスターの下で皆さんとディスカッションという流れですが、私たちNJCもポスターセッションにて発表を行いました。テーマは「司書課程授業でのクラウド型図書館システムの教育活用」というもので、2013年から実施している十文字学園女子大学様との産学連携の取り組みについて発表させていただきました。
十文字学園女子大学様との産学連携の取り組みは、司書課程の授業を中心に実施しております。中でも図書館情報技術論の授業では、日本事務器が提供する図書館システム「ネオシリウス・クラウド」を学生が実際に操作し、図書館業務を体験するという演習を実施しています。今回の発表では、その演習の技術的な側面(演習システムのバックボーンや技術的なハードル)と、参加した学生の感想を報告するとともに、企業として本プログラムに参加した意義と今後のビジネスの展望についてお話ししました。
実際にポスター発表した内容の中から、演習授業を受講した学生の意見を一部ご紹介いたします。
● 人の力あるからこそ、システムが成り立っていると思った。
● 図書館を使いやすくするために創っているというところに、利用者に対する思いやりが見えて感動しました。
● 図書館システム無しには、図書館は成り立たないというくらいの影響力があると思います。
● 自分に知識の基盤がないと使いこなせないものだと気づけた。
● 図書館とそれを支える図書館システムとの関係を実際に作業しながら考えることで、図書館を成り立たせる仕組みを理解できた。
● 今あるシステムだけではなく、システムを創り上げることで図書館が成長している。
● 社会の進化とともに図書館も進化していると思った。図書館員はそれについていかなければならないと思った。
● 図書館にはもっと工夫できるところがある。
「図書館システム」とは、図書館が図書館業務や図書館サービスを行うための「道具」であり、我々のような図書館システムベンダーはその「道具」を販売することを生業にしているわけですが、今回はその「道具」が、将来、図書館を担う人材を育成するための「道具」として利用されたということが、とても新鮮でした。
通常、利用者サイドから眺めている図書館の裏側で日々動いている図書館運営の仕組みを、学生さんが、図書館システムを通じて少しでもご理解いただけたとしたら、とても光栄なことであると考えております。
2019年度は幾つか他の大学様からもお声がけいただき、図書館システムを通じた産学連携を実施した大学は計4大学となりました。今後もご希望の大学があれば、リソースが許す限り対応していきたいと考えています。
第18回情報メディア学会研究大会はNJCやネオシリウスの活動を知っていただけるだけでなく、大勢の方と図書館学やシステムについてお話することができ、大変有意義な時間となりました。
以上
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