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【第20回図書館総合展 キャラクターGP出展者賞】大阪音楽大学付属図書館様

2019.04.02

2018年10月30日(火)~11月1日(木)に開催された第20回図書館総合展のキャラクターグランプリについて、大阪音楽大学付属図書館様へ日本事務器賞の授賞式を行いました。

■大学プロフィール

◆大阪音楽大学
 1915年(大正4年)創立。幼稚園、大学、短大、大学院を擁した長い伝統を誇る関西唯一の音楽単科大学。
建学から延べ3万3千人を超す音楽人を世界へ送り出しています。
「新音楽、新歌劇の発生地」たらんとする創立者の志を尊び、日本で初めてジャズやポピュラー音楽を学べるコースの創設や、
まだ国立のものすら存在しなかったオペラハウスの建設など、「日本初」の挑戦を繰り返してきました。
公式サイト「建学の精神」より抜粋)
公式Facebook:https://fr-fr.facebook.com/pg/osaka.college.of.music/posts/

◆Library Fair & Forum 第20回図書館総合展のキャラクターグランプリについて
大阪音楽大学付属図書館様の「Kencoちゃんと仲間たち」へ日本事務器賞の授賞式を行いました。
その時の様子をご紹介いたします。

図書館総合展の詳細はこちら
https://www.libraryfair.jp/

Kencoちゃんプロフィール

本名 
誕生日
身長
体重
得意技
好きな人
好きな曲
好きな食べ物

Kenco・盤・アマデウス・クラヴィーア
1915年10月15日
ピアノ鍵盤1オクターブ分
ひみつ
Kencoスマイルで、大音生を元気にすること
ピアノ調律師さん
大阪音楽大学校歌
ぱうぜ(学食)のカレーライス
ザ・カレッジ・オペラハウスの舞台で演奏すること

 2018年12月17日、大阪府豊中市にある大阪音楽大学付属図書館様へお邪魔し、賞状と記念品の贈呈を行いました。 
 大阪音楽大学様は2015年で創立100周年を迎えられ、その際に竣工された100周年記念館(K号館)の2階に図書館がありました。他の階には録音スタジオのほか「楽器資料館・パイプオルガンのフロア」や「オペラ・ミュージカルのフロア」など、フロアごとにはっきりとした特色を持っているのが印象的でした。

 大阪音楽大学様は音楽単科大学であるため、図書館のコレクションには楽譜、視聴覚資料(CD、DVD、BD、LD、レコードなど)、音楽書といった資料が多数含まれています。楽譜の所蔵は約50,000点、視聴覚資料は約54,000点。かつては国立国会図書館のみで利用可能であった「歴史的音源(※)」も館内限定で利用できるそうです。
 
※歴史的音源とは
 1900年初頭から1950年頃までに国内で製造された初期のレコード(SP盤)及び金属原盤等に収録された音楽・演説等、約5万点の音源のこと。
 デジタル化された歴史的音源のうち、著作権及び著作隣接権の保護期間満了が確認できた一部音源は、インターネット上で誰でも視聴可能であるものの、それ以外の大部分の音源は、国立国会図書館または歴史的音源の配信提供に参加した図書館や調査機関等の施設内のみでの利用となっています。
国立国会図書館「歴史的音源」のページより抜粋)

※Kencoちゃんと仲間たち:クラリ猫ちゃん(前列左)、虎ンペットくん(前列右)、ティンパ忍者(後列左)、ヴァ犬リンくん(後列右)

 館内には検索コーナーや視聴覚コーナー、静かに勉強したい人専用のサイレントコーナーや、ディスカッションも可能なグループ視聴覚室などもあります。それぞれ利用者が快適に過ごせるように設計されているそう。
 また、授業やレッスンで忙しい大阪音楽大学の学生さん達(以降「大音生」)にとって居心地の良い空間を提供し続けられるよう、図書館スタッフの皆さんは日々努力されています。
 大音生の学習や研究の「道しるべ」になるよう、また図書館資料に興味を持ってもらうように毎月の企画展示、ミニ展示、イベントなどを年間を通じて様々な資料を紹介しているとのことでした。
 「本番に緊張しすぎて良い演奏ができない…」「プログラムノートがうまく書けない…」そんな『音大生あるある悩み』のお助け本特集を行ったり、本の帯を展示し、ジャケ決めならぬ帯で借りたい本を決める『おびこれ』など、大音生の心に響く特集を行っています。

※大阪音楽大学付属図書館のお二人(左、中央)とNJC社員(右)

 今回当社NJCが賞をお贈りした「Kencoちゃんと仲間たち」(図書館マスコットキャラクター)も一緒に図書館を盛り上げてくれているそうです。Kencoちゃん達は2015年の創立100周年を記念し、図書館をもっと多くの人に活用してもらえるよう、図書館スタッフの皆さんで考案したとのこと。メインのKencoちゃんは「頑張る大音生を励ますために生まれてきた優しいピアノの妖精」という設定。なぜかピアノがある練習室ではなく図書館に現れていますが、図書館スタッフの一員として広報を頑張ってもらっているというお話を伺いました。

 図書館総合展のキャラクターグランプリには第1回から参加しており、今年で4年連続のエントリー。参加することで図書館スタッフのモチベーションアップを図るとともに、進化し続けるKencoちゃんを見習って、「日々前進あるのみ」と業務に取り組む姿勢を育んでいるのだそうです。

 同展のPRページには特集「もう一冊でガチャ」と手作りのガチャガチャマシーンの写真が掲載されており、最近注目されている「図書館/読書」と「キャラクター」、「ゲーム」の3要素を取り入れ、効果的な読書推進をされている様子が社内で話題になっていました。その後、更にお話を伺うと、フェルトでの人形やKencoちゃん達柄のコンパクトミラーなど、オリジナルグッズも多数作成されており、イベント賞品などとして活用しているのだとか。
 以前は、図書館と言えば「本を読む、または勉強する場所」として、声を出したり飲み物を飲んだりするのも憚られる空気があったものです。しかし時代の流れと共に、図書館の在り方も変わってきました。特に大学ではラーニングコモンズなど、勉強や読書を通じた交流の場所として活用されるようになり、大阪音楽大学様のように館内でディスカッション可能なスペースを持っている館も増えつつあります。

 今回弊社が大阪音楽大学様への授賞を決定したのは、まさに上記のような取り組みにあらわれている大阪音楽大学様の「より多くの学生に読書をしてもらいたい」であったり、「施設も資料もどちらも活用してほしい!」という熱い思いを感じたからでした。

 取材担当者も、Kencoちゃんと仲間たちのオリジナルミラーを頂戴してしまいました。身だしなみチェック時に大切に使わせていただいております!
 大阪音楽大学の皆様、本当にありがとうございました。

※ 取材日程 2018年12月17日
※ 本事例中に記載の肩書きや数値、社名、固有名詞および製品名等は、閲覧時に変更されている可能性があることをご了承ください。

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